初めての福島で出逢った”べっぴんさん”
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今回、私にとって初めての福島旅。
福島を観光するにあたり、
食べ物で「お蕎麦と日本酒は外せない」と家族や知人から聞いていました。
そこでまずどうしても食べたい!と検索したのがお蕎麦屋さんです。
たくさんのお蕎麦屋さんがある中、お店のInstagram(@tenzan.3)を拝見。
店内の雰囲気や周囲の景観も含めてとても素敵だった、川内村の「蕎麦酒房 天山」さんへ伺うことにしました。
(人気のお店なので、事前の予約をオススメします!)
当日の朝は始発の新幹線に乗るため、早朝に京都を出発。
東京を経由し、東北新幹線に乗り換えて郡山駅に到着しました。
郡山駅前からレンタカーに乗って、お店のある川内村へ向かいます。
いざ、出発!!
ナビに従って車を走らせると、ぐんぐんと山の方へ入っていきます。
果たしてどんなところにお店があるのだろうか・・・?
秘境の雰囲気に、高まるワクワク感。
私たちが訪れた11月1日は、一部紅葉もし始めていました。
山の木々がほんのりと赤や黄色、橙に色づいており、とても美しかったです。
ドライブがてらお蕎麦を食べに行くなんて最高。
郡山から車で約1時間15分。
ついに、見えてきました!「蕎麦酒房 天山」の看板が。
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到着です。
お店の向かい側に駐車場がありますので、そちらに停めさせて頂きます。
この日は日曜日ということもあり、店内は複数のグループ客でにぎわっていました。
開店前から待っているお客さんもいたそうです。
私たちを案内してくれた女性の店員さんがとってもチャーミング。
気さくにお話してくださいました。
まずは、メニューを見て気になった蕎麦ビール「蕎(きょう)」を注文することに。
メニュー表には、蕎麦ビール二種が記載されていました。
この日お店にあったのは白ビール「蕎(きょう)」のみです。
ペーパードライバーの私は運転しないので、同行者が運転を担当。
僭越ながらアルコールは私だけ。いただきまーす!!
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ビール瓶がまた、レトロで味わいがあって、良いですね。
ほんのり濁っているのは蕎麦粉入りのビールだからでしょう。
お味は、苦すぎることもなく、適度な苦み。
地ビール好きにはたまらないと思います!
とっても美味しいビールでした。
飲み終えると、瓶の底からどろりと黒いものが。
おお、これが蕎麦粉ですね!
蕎麦湯を飲んだ時、底に沈殿しているような、たっぷりの蕎麦粉。
こちらに来られる蕎麦好きの方なら、ぜひ蕎麦ビールもご賞味してみてください。
さて、メインのお料理です。
メニューを見ると、どれも美味しそうで惹かれます。
悩んだ末、私はシンプルに「ざるそば」(900円)を注文しました。
初めて行くお蕎麦屋さんでは、まずざるを食べるとゆる~く決めているのです。
店内を見渡すと、他のお客様は8割がた「天ざるそば」を注文されています。
少し拝見したところ、ついてくる天ぷらの大きいこと!びっくり。
これが1,500円で食べられるなんて。
(京都なら2,200円はしそうだな・・・と思いつつ)
次回訪問の際は、ぜひ天ざるを味わってみなくては、とここで心に決めます。
お蕎麦を待つ間に、店内を見せて頂きました。
流れているBGMはジャズかな。
おしゃれですねー、古民家でジャズを聴きながらお蕎麦。
とてもリラックスできます。
こちらのお店は建物自体が素敵で、古い民家を使っていらっしゃいます。
客席の入口を入ると、囲炉裏がありました。
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これから川内村もどんどん季節が進みますので、囲炉裏で心も身体も暖まりますね。
置かれている調度品も、風情があって素敵なものばかりです。
箪笥も昔のものを大切にされているのが伝わります。
お蕎麦を待つ時間も、しっかりと楽しませていだたきました。
そうこうしていると、ついにお待ちかねのお蕎麦が来ました!
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まず、第一印象はお蕎麦にとっても透明感があって、白い。
十割蕎麦でこんなに白いなんて!透き通ったような麺です。
これは本当に美しいお蕎麦。
京言葉でいう、”べっぴんさん”ですね。
食べ応え抜群の、コシのあるお蕎麦。
麺の量もしっかりあって、満足感が高いです。
お蕎麦のつゆは、辛めとのことで楽しみにしていました。
個人的に甘いつゆがあまり好みではないので、天山さんのつゆはちょうどよいお味!
美味しく頂けました。
最後、蕎麦湯を入れても抜群です。
店員さんが「もう少ししたら、新そばが入りますよ」と教えてくれました。
ざるそばには、蕎麦豆腐ときくらげの酢味噌乗せ、お漬物が付いています。
蕎麦豆腐はデザート。ぷるぷるもっちりした食感で、黒蜜がかかっています。
これだけで商品化して欲しいくらい、とっても美味しい!
しっかりしたわらび餅、といった感じの食感で。
きくらげも地のものなのでしょう、とっても弾力があって食べごたえ抜群です。
今まで食べたきくらげで一番美味しかったです。
ビールや日本酒のあてにも良いですね。
同行者は、
鴨せいろそば(1,600円)と、
冷やしとろろそば(1,000円)を注文。
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鴨せいろは、つゆが器の上限いっぱいすれすれまで入っています。
そのおかげもあって、熱々のつけ汁が長時間冷めにくく、最後まで美味しく頂けます。
長くて立派な白葱がごろごろと入っていました。
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冷たいとろろそばは、とろろがこれでもか!というくらいたっぷりかかっていました。
とってもボリュームがあって、男性でも十分満足できそうです。
お蕎麦、大変美味しかったです。
12:45頃に来店されたお客さんは、大盛りはもうできないと断られていました。
やはり休日は予約がベター!
福島県へ観光にいらしたら、川内村へ足を延ばして天山さんの美しいお蕎麦を食べに来てください。
すでに私、もう既に、あのお蕎麦が恋しい・・・!!
京都を飛び出し、新そばを食べに行きたい気分です。
「透明感ある、つるつるべっぴんな色白の十割蕎麦」
ぜひ一度、皆様もご賞味を。
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<<メニュー(2020年11月1日時点)>>
○ビール
・生ビール(エビス) 570円
・瓶ビール(サッポロ 大) 670円
・蕎麦ビール(蕎・ガルデンの二種) 630円
・ノンアルコールビール 300円
○日本酒(純米)一合
・大七 500円
・奥の松 500円
・一歩己 500円
※その他の銘柄についてはスタッフまでお尋ねください
○冷たいお蕎麦
・ざるそば 900円
・冷やしたぬきそば 1,000円
・冷やしおろしそば 1,000円
・天ざるそば 1,500円
・冷やしとろろそば 1,000円
・肉そば 1,300円
○温かいお蕎麦
・かけそば 900円
・海老天そば 1,500円
・鴨せいろそば 1,600円
・天麩羅付き鴨せいろそば 2,000円
◆大盛り各+200円★
○ご飯もの
・玉子かけご飯 150円
・天丼 1,200円
◆大盛り各+200円◆
○お飲み物
・烏龍茶 250円
・コーラ 250円
・ジンジャーエール 250円
・オレンジジュース 250円
・ファンタグレープ 250円
※お支払いは、PayPayも使えました。
アクセス方法や営業時間
蕎麦酒房 天山
Instagram @tenzan.3
ホームページ komatsuya-tenzan.jp/index.html